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しっぽブラシと床屋マン

2週に1度のペースで坊主頭をカットしております。

昨日も近所の馴染みのアフリカン床屋に行って散髪してきました。

カット100円の大衆的な店です。

店に入ると2つの床屋椅子が目に入ります。
アフリカン床屋の椅子はどこも似たような感じの、
どこかの野外溶接屋で特注して本来の床屋椅子に似せて作ったような椅子が設置されています。

真っ直ぐ垂直にきっちり落ち着く椅子というものに遭遇したことがありません。
必ずグラグラします。
日本人的にこういうのって、とても気になるんで (アフリカ人は気にしない?)
グラグラする側の隙間に紙とかをつめて直す衝動にかられますが・・・。

まあ、少しくらいグラグラしても刈ってもらう分には支障はないということも
気がつかせてもらいました。
グラグラと落ち着かないのも、慣れるもんですね・・・。

椅子の前には大きな鏡とラフな材木で作られた木棚。
クリーム色のペンキが塗られています。

後ろにある小さなラジオからは軽快なビートのスワヒリ・ラップ♪が流れてきます。

「ハバリ、旦那、久しぶりですね」 いつもの床屋マンAです。

彼等カットする人を“床屋マン”と呼ぶこととします。

“美容師”という言葉があまりにも似つかわしくないので・・・。

↓床屋マンA
縮小 床屋マンA

声をかけながらバリカンの消毒にかかるA。
アフリカでは皮膚病とか多いんで、しっかりやってほしいものです。
鏡越しに消毒作業を確認します。

棚にある紫色の消毒液が入ったボトルを空け、
脱脂綿に液体を含ませてバリカンの歯の部分を丁寧に拭いていきます。
シンナーのような匂いがつんと漂ってきます。

消毒終了。

バリカンのスイッチをONにして、グイ-ンという音と共にカット開始。

下から上に↑ すー、↑ すー ↑ と刈っていきます。

アフリカ人仕様のバリカンは力強くスムーズな刈り心地。
禿げだして、量も少なくなった柔らかアジア人髪のカットなんて、余裕、余裕
といった感じでジャリジャリ、ジャリジャリと大量の髪を一気に剃りあげていきます。

Aは年配の床屋マン、40歳くらいでしょうか。
この店には年配のAと若手のB、2名の床屋マンが常駐しています。

Aは年配だけあって経験豊富な手つきで上手なんですが・・・・
彼が好んで使うカットの道具で、当方が非常に苦手としているものがあるんです。

↓ これです !


縮小 しっぽ

飛び散った髪を取り払うのにAはこの動物のしっぽのようなブラシを
好んで使うのです。顔とかをこれで撫でられると、これが結構・・・・き、気持ち悪い・・・。

多くの客に頻繁に使用してきたと思われるヤギか犬の尻尾のようなこれ、
恐怖の“尻尾ブラシ”と呼ばさせてもらっております。
当方には使用禁止という厳重注意と共に。

聞くに聞けないでいるんですが、
このブラシを洗うことは・・・きっと・・・ない・・・と思われます・・・ 
推定使用年数2年強・・・。

縮小 あれがしっぽ

当方は“尻尾ブラシ”の使用をもちろん拒否するのではありますが、
年配の床屋マンAは“尻尾ブラシ”を使用がしながらのカットが
既に自分のスタイルとして定着してしまっており、
時々当方が嫌がっているということを 忘れてしまうのです・・・。 (涙)

注意してないと自然な成り行きで右手に“尻尾ブラシ”を手にとって、
顔なんかの毛を落としはじめます。

昨日は日々の疲れからか眠気に襲われ、カット中当方不覚にも目をつぶっておりました。

気がつかないうちに、“尻尾ブラシ”で首を撫でられ、
汗をしっとりと含んで湿っぽくなったブラシが、
口の上の口ひげ位置に来て、 “さっ”と毛のようなもので撫でられる のを感じます。 

嫌な感触で目を開けて口を動かすと・・・

「ん? う、ぷぷぷっ」  ひょえー! 尻尾ブラシの味だ! 

「ヘイ!ミスター!!そのしっぽブラシは止めてくれと前にも言ったはずだぞ!!!!」

「おおー済まない、ムゼー、そう言えばそうだったな・・・・」

大汗かいた自分の首や頭をそのブラシでさんざん掃いたので
ブラシはいい具合に湿っており、気持ち悪さ度倍増!。

既に上唇の部分を1度すっと湿った“尻尾ブラシ”が触ったんで・・・
他人の頭皮の脂と思われるような
独特の匂いと味がするじゃねーか!!!


頼むぜ床屋マンA・・・

「まあ、よしとしよう」 とりあえず気を取り直す当方。

「これからは散髪開始前に、しつこいながらも”しっぽは使うな”と毎回言うようにしよう。」

と静かに誓いながら・・・。

カットが終盤に近づくと、床屋マンは思い出したかのように、
後部の棚に置かれた電気湯沸かし器の電源を入れます。

いつものようにヒゲもバリカンで綺麗に整えてもらいます。
目を閉じてリラックスしたいところですが・・・
床屋マンAが再び尻尾ブラシを使う恐れから、目はカッと見開いたまま。 (ったく・・・。)

ぼこぼこと湯が沸く音、「パチッ」と湯沸かし器のスイッチが自動的に切れます。

カットを終わらせ、床屋マンAは頭を拭く準備に。

プラスチックのたらいに沸いた湯を少し入れ、
蛇口から水を入れて混ぜて適温のお湯を作ります。
たくさんの消毒液を混ぜて・・・。

暖かいタオルで拭かれていく頭、顔、首。
拭き終わると、床屋マンは手にアフターシェイブをなみなみ自分の手につけ、
マッサージするような動きで当方の頭にまんべんなく塗りこんでいきます。

シー・ブリーズでも塗ったようなスースー感と、
床屋マンAの大きな手で力強く頭を揉まれ、いい気分。
最後はオイルを頭に塗り込まれて終了。

カット代70シルのところをいつも少し多めに150シルおいていくんですが、
本日は尻尾ブラシ攻撃も上唇に受けたことだし、どうしようか・・・。

「尻尾ブラシは今後はもう絶対なしだぜ ! No more of that TAIL BRUSH right ?」

と念を押し、いつものように150シルを床屋マンAに手渡します。

椅子から立ち上がると、頭に残ったオーデコロンがヒヤリとします。

床屋マンAはすばやい動きで次の客のカットを始めます。

当方が店を出ようとすると 

「アサンテ・ムゼー 」(旦那、ありがとう)

床屋マンAは満面の笑み。

そしてその手には・・・あの尻尾ブラシが再びしっかりと握られているのでした・・・。

「・・・・」


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非公開コメント

刈り具合いかが?

あははー。
床屋での経緯と様子が手にとるようにわかる実況記述、
毎度のことながら、ご本人は真剣なんでしょうけど、
どうしてこんなにウケるんでしょうか・・・(笑)

たしかに、あの「毛」気になりますね・・・
馬の尻尾なら、自然にツヤ出し効果があると聞きました。
(髪の毛とかすブラシにもなっているようだし、馬油シャンプーまである)
それより、たしかに不特定多数の頭皮エキスが染みついて
いそうで、やっぱ不気味かも・・・。

なにはともあれ、
さっぱり頭になられたようなので、よし、ですね。

次は2週間後ですか。
床屋マンAの素行が楽しみです。

Re: 刈り具合いかが?

かぁちゃん 様

いつもコメントありがとうございます。

ウケのツボにはまっていただいたようで嬉しいです。
いやー正直時々わかんないんですよ・・・他の人には面白いのか・・・
コメントいただくと助かります。

がんばって更新していきますので、末永く・・・・


No title

アフリカ人のポレポレぶりがいいですね!コジャックさんもけっこうポレポレな感じです。そのテイルブラシはなにのテイルかは・・・聞いてないですか?ところわたしアフリカ人アフリカ人と言ってしまいますが、彼らはそういわれてむっとすることはないんですかね?たとえば自分はケニア人だ、とか、コンゴ人だ、とか南アフリカ人だ、とか。インドネシア人も日本人も「アジア人」でくくられてしまうような感覚ってアフリカの人はあるのかな?それとも実際コンゴ人でもケニア人でも南アフリカ人でもいいけれど彼らってぜんぜん違うんですかね?ブログこれからも楽しみにしてます。あ、私のブログは「エクサイトですが、たとえばコジャックさんのブログにどうリンクするかやりかたご存知ですか?

Re: No title

nanaoyoshino 様

毎度コメントありがとうございます。
当方のポレポレぶりが露出しているようで・・・・その通りでございます。
テイルブラシは人工のものだと思われます。ブラシの写真を何枚もとるので床屋マンAが少々不審に
思っているようで、ブラシについてはあまり追求しておりません。
とりあえず当方に使用しないようにというラインさえ守ってくれればいい感じです。

アフリカ人もやはりケニア人とナイジェリア人では日本人と中国人くらい違いがあるみたいで、
われわれが海外でチャイナ!と呼ばれて機嫌が悪くなるのと同じような感覚ですがね。
言語も違うし部族も違うし文化も全く違うみたいですね。

リンク、ウエルカムです。 fc2ですと管理画面ページでリンクというところがあるので
そこにアドレスを入れるだけの簡単な作業なんですが、エクサイトも同じような機能があるかと思います。NANAOYOSHINOさんのブログご紹介下さると幸いです、楽しみに見させていただきます。








No title

コジャックさん、お返事どうもありがとうございます。そうなんですね、やっぱり!アフリカ人もいろいろなんですね!でもこのブログ読んでジンバブエ人やコンゴ人とそんなにケニア人違わなさそうですが・・・。リンクトライしてみますね!私のブログですが、このコメント欄の右下nanaoyoshinoって書いてあるところの横にクリーム色で「URL]ってありますよね?そこを押せば私のブログに行けますよ。読んだらコメント書いてご意見教えてくださるとうれしい。ところでブルセラ病はもう大丈夫ですか?おからだにおきをつけてくださいね。
プロフィール

コジャック

Author:コジャック
在米14年、在アフリカ7年。
2009年夏に帰国し、
アフリカ人の妻と東京在住。

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