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不況の波は在日アフリカ人にも・・・外人ゲストハウス最終回

ずいぶん間が空いてしまいましたが、
われわれが8月に日本に戻ってきてから部屋を借りるまで仮の宿として
都内の外人ハウスに滞在していた際に出会ったケニア人ゲストのお話で
このトピックを閉じようかと思います。

外人ハウスでの暮らしも大分慣れてきた2週間目のある日のことでした。
今までゲストとしては見ることはなかった 
アフリカ系の男性2名が玄関で引っ越しをしている姿 を見かけました。

みた感じ、どうもケニア人っぽいので
「マンボ!!」と話かけてみると、 「ポア!」という返事、

やはりケニア人ではないですか!!

「ケニア人がいるぞ!!」と
と早速嫁さんを部屋に呼びに行き、
彼らの引っ越し作業がひと段落したところで話しをしました。

引っ越し作業を行っていた2名のケニア人のうち
1名がここのハウスに越してくるとのことで、名前はエバンズ君
キクユ族(ケニアで最も多い部族)の彼は日本に来て8年だそうです。

ケニア人にしては珍しい物静かな感じのタイプ。
こちらが話しを投げていかないと会話が途切れてしまいます。

エバンズ君、最初は日本に大学の留学生として来たとのこと。
卒業後もケニアには戻らず、日本で就職して外資系の銀行で働いていました。

外資系の銀行は給料も良く、中目黒のマンションから恵比寿の仕事場に通い、
週末は友人らと六本木に飲みに行くというハイ・ライフな日々を送っていたとか。
言われてみると確かにそんな気品が感じられます。

しかし、そんな生活も
今年初めに起こったリーマンショックの影響
中断を余儀なくされました。 

就職先の外資系銀行が大幅な人員カットを行い、エバンズ君も首を切られ現在は無職。

以後これといった職を得ることが出来ず、再就職までは長期戦になりそうな気配。

それでも彼はケニアには帰らず、
日本での生活を続けるという強い意志があるようでした。

仕事も今までの経験を活かした自分の専門外の職には就くつもりもないとのこと。

「だから、今まで住んでたマンションを引き払ってここに越してきたんだよ」

と今回の外人ハウスの滞在については

“家賃が安いところに移らざるを得なかった”ということが理由であることもあり、

少しネガティブな印象をお持ちのようでした。

当方は「また仕事が見つかったらマンション暮らしを再開すればいいじゃない、ここも悪くないよ。」

と励ましましたが・・・

この時勢でリストラにあって仕事が見つからない(もう1年近く経つそうです)という状況は

かなり切羽詰まっているのかもしれません。

「多少ネガティブに思うのも無理ないかも・・・」と心の中では同情しました。

それにしても不況の波は在日の外人さんにも容赦なく打ち寄せているようで、
アフリカではあまり実感することのなかった世界不況のスケールの大きさを感じました。

エバンズ君とはその後何度か館内で姿を見かける度に話をしましたが
気がついたのが、彼が共用台所で
料理をしている姿というのを一度として見たことがない ということ。

聞いてみると、やはり「料理をすることはない」らしく

「食事はコンビニで買ってきたもので済ませている」 との回答。

確かにケニアでは 

“男性は料理をしない”ことが伝統的な習慣であり、

特に年配層の間では暗黙の了解。

以前60近い同僚のケニア人男性に
 
「料理しますか?」 と聞いたことがあるのですが、

“何を失礼な・・・”といった表情で

「俺には妻がいる・・・・」と 不機嫌に答えられたことがありました。

↓ 「料理? 俺には妻がいる」 と答えたムテンバ氏と奥さん

madam c

この写真、氏が「ハバリ?」と先日メールで送ってきてくれたのですが、
見ているだけで、なんかもう 既に懐かしい・・・といった心境です。

どこかの屋外イベントでの1ショットだと思うのですが、
造花とプラスチックの敷物・・・
東アフリカ文化の象徴と言ってもいいでしょう。

氏のポコリと突き出たおなかはアフリカでは富の象徴
大半の豊かなアフリカ人は30代くらいから、こんな「妊娠・・か月?」と言えそうな
大きなおなかとなります。

これ見ていると日本でメタボとか言ってるのが、
スケール小さく見えてきてしまいます。

料理好きな当方は、男の料理というトピックで
例えばケニアの伝統料理であるビーフシチューには、
アフリカでは安価で簡単に手に入る骨付き肉でダシをとると全然味が違うとか、
ワインやバターなんかを入れると上品な味になるとか、
そういった先進国ノリ(なんでしょうか?)でケニア人男性に
軽-く聞いてみたかっただけなのですが・・・

おっとっと。

気をつけないと「失礼な!」になってしまうようです。

↓ 懐かしいケニア料理。 最もポピュラーなディッシュの一つ。
  ビーフシチュ-(中央上)ウガリ(左下)スクマウィキ(右下)。

  当方ケニアに行ってから長い間(約5年)ケニア料理の美味しさをあまり理解できないでいたのですが、
  不思議なもんで6年目ぐらいから、いきなり美味しく感じるようになりました。

綺麗な昼食

エバンズ君に関しては、日本の滞在も長いし、先進国の現代的感覚を持っていると思われるので、
食事を作らないことに関しては、
「失礼な!」とはちょっと違うと思うものの、
そんな ケニア人男性の感覚と日本のコンビニ文化が 
それぞれ半分づつ現れた結果のように見えました。

それにしても、全く自炊せずに、ずっとコンビニって・・・
外食止めて自炊すれば、
中目黒のちょっとしたマンションに住むのと(例えば家賃10万ぐらい)
外人ハウスで暮らすのと(家賃7万)
生活費はあまり変わらなくなるような気もするんですが・・・。 

あとやっぱ、体に悪そう・・・。

でも話をしていて彼の「日本に残る」という不動のスピリットと
クリーンで頭脳明晰なイメージは
「彼なら再びいい仕事について前の暮らしに戻れるだろう」と感じさせてくれました。

ケニア人男性が東京でこうやって頑張っているのをナマで見れて当方どこか嬉しかったです。

「やるじゃん、ケニア人」
って感じです。 

今頃はもう仕事見つけて外人ハウスから姿を消してるような気がしてなりません。

ただ全食コンビニだけは、いただけないかと・・・

幸運を祈ります、エバンズ君! 

そして ありがとう!異次元空間 外人ゲストハウス!!




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Re: No title


コメントありがとうございます!

ふーむ。中古バイクを満載した車のネーミングをテープで隠したトラックに乗る
ギニア人・・・面白そうですね!
怪しいからとかではなくてもインタビューしたくなりますが、
当方はよく「なんで車体の名前をテープで隠しているんですか?」と
直球の質問をすぐに投げてしまうので日本の皆さまに「ちょっと!」と肘で突かれます。

”ニタニタ”というのが何だかとっても雰囲気が伝わってきました。
そういう感じの笑い、多いですよね。 
とっても嬉しい「こんなところでアフリカ人」レポートなんですが、気をつけて下さいね!

最近ネットを閲覧していて伊賀ケニアハウスというケニア人男性がやってる店を見つけ、
(行ってみたいです!)何となくNNさんを思い出しておりました。

では!
プロフィール

コジャック

Author:コジャック
在米14年、在アフリカ7年。
2009年夏に帰国し、
アフリカ人の妻と東京在住。

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